鳩被害が多い時期は5月頃!被害事例や対処法について解説

家の近くに鳩がた多くいて気になっているかもしれません。鳩は人間に危害を加える生き物ではないものの繁殖力が高く数も多い生き物です。家のベランダやソーラーパネルに糞を落とされた際の衛生面、巣を作られた際の対策など気になるでしょう。今回は鳩被害が多くみられる時期や被害の具体的な事例、対処法についてご紹介しています。まだ実害はないけど気になっている方もぜひ参考にしてください。

鳩被害は暖かい春頃の時期に多い

鳩は暖かい春頃に巣を作ることが多いとされています。また人間が予想もしない狭い場所や隙間に巣を作るため、家の外にきわどい隙間がある方は注意が必要です。ここでは鳩が巣を作る時期と場所について、それぞれ詳しくご紹介します。

鳩が巣を作る時期

鳩は1年中卵を産めるので、環境が整っていればいつでもどこでも巣作りをします。一般的には外がポカポカ暖かくなる、3月~6月の時期によく巣を作るのです。これくらいの時期になると、虫も多くいてエサが豊富になりますし、卵も孵りやすくなります。また鳩は孵ってから約半年で繁殖期を迎えますので、まだ暖かい9~10月の時期にも鳩が巣をよく作るのです。

鳩が巣を作る場所

鳩は外敵が少ない高所かつ、風雨をしのげる狭い場所に巣を作ります。ベランダに置いている室外機の隙間や、屋根とソーラーパネルの隙間などはよく狙われる場所です。またエサや水を確保しやすい公園なども、巣を作る場所として適しています。鳩は非常に帰巣本能が強い生き物なので、一度巣立ってもまた同じ場所で巣を作ろうとする習性があり、それが非常にやっかいであるのです。

鳩による被害の事例

人間の生活圏には鳩が集まりやすく、道を歩いていたらあやうく鳩の糞にあたるところだったという経験がある方も多いのではないでしょうか。ここでは鳩による被害の事例についていくつかご紹介します。

羽音、鳴き声の騒音

巣を作られるといった実害的なもの以外にも、鳩の羽音や鳴き声がうるさいといったことも被害のひとつです。鳩は縄張り意識が強い生き物なので、自分の縄張りを主張したり、繁殖期に異性を呼んだりする際に鳴き声を出します。ベランダにとまった鳩が飛び立つときのバサバサという羽音も、頻繁に聞こえると集中力をそがれる騒音に感じる人もいるでしょう。

大量の糞

鳩は糞をする回数が多く、量も多いといわれています。自分の糞がある場所に戻ってくる習性があるのです。そのため一度その場所に糞を落としたら、糞が大量に堆積したり付近で巣を作ってしまったりすることもあります。鳩の糞は見た目が汚く悪臭もして、雨によって流れたものが汚水の原因となり不衛生な環境を作る原因です。ベランダに糞をされたら、そのままにせずすぐに掃除することが大事になります。

糞によってコンクリートが劣化する

鳩の糞には、少量ではあるものの硫化水素が含まれています。硫化水素は酸性でコンクリートはアルカリ性なので、鳩の糞が付着したコンクリートはその部分が中性化されます。そしてコンクリート内部の鉄筋にまで到達し、その鉄筋を錆びさせる原因となりかねません。コンクリートの劣化は建物の劣化につながります。鳩の糞が付着したコンクリートを、「いつか雨が流してくれるだろう」と放置しないことが大切です。

糞によってソーラーパネルが破損する

近年ソーラーパネルを設置する建物の増加に伴って、屋根とソーラーパネルの隙間に鳩の巣を作られる被害が増えてきています。鳩の糞は前述した鉄筋と同様に、金属で作られているソーラーパネルを腐食して劣化・破損させる原因となってしまいます。定期的に屋根とソーラーパネルの隙間をみて、糞が溜まっていたり巣を作られていたりしないか確認しましょう。

鳩の被害が起こったときの対処

実際に鳩の糞を発見したら掃除が必要で、鳩の巣があれば撤去や今後巣を作られないようにするための対策が必要です。ここでは自分でできる対策と、業者に依頼する方法についてそれぞれご紹介します。

自分で対処する

鳩が集まってくる、数回糞をされるといった初期の段階であれば、以下のような対策が有効です。

  • 手袋とマスクをつけて糞を掃除する(水で濡らして拭き取る)
  • 被害がある場所にスプレーする
  • 鳩が嫌がる匂いの放つジェルを塗る
  • ワイヤーを設置する

鳩が嫌いな匂いをまいたり障害物を設置したりして、鳩が嫌がる環境を作っておくのが重要です。鳩に「ここは安全な環境ではない」ことを学習させる必要があります。ただしこれらの対処・対策が有効なのは、巣を作られる前の段階です。巣を作られてしまうと、自分で対処することは難しくなります。なんとか前もって鳩が寄り付かない環境にする、工夫をしておきましょう。

業者に依頼する

鳩は鳥獣保護法という法律によって、自分で勝手に駆除することが禁じられています。このことから鳩が作った巣や産んだ卵を自分で撤去するのも、違反行為となってしまいます。巣を作られてしまってからは業者を使った対策が必要です。 業者に依頼すると、鳩の巣を撤去してくれるのはもちろんのこと、撤去した後にまた巣を作られることも避する対策も行ってくれます。自分で撤去することには、衛生的なリスクや法的なリスクが伴います。業者に依頼して撤去してもらうのが安心安全でしょう。

まとめ

今回は鳩がよく巣を作る時期や巣が作られやすい場所、対処法についてご紹介しました。鳩の糞を放置してしまうと建物の劣化につながったり、ソーラーパネルの腐食で破損してしまったりといった、被害を引き起こします。生活圏で巣を作られてしまってからは、自分での対処にはさまざまなリスクが伴います。業者に依頼して撤去と対策を行ってもらいましょう。 香川県高松市にあります「株式会社エーライフ」では、鳩による被害への対策を四国全域で行っております。現在の被害状況をしっかり把握したうえで、被害の繰り返さない対策を行ってまいります。鳩の巣や糞による腐食にお困りの方は、ぜひ一度「株式会社エーライフ」までご相談ください。