レーザーで鳩を追い払う!メカニズムや主なメリットについて解説

鳩による糞害や農作物被害など、鳥獣による被害は年々深刻化しています。従来の対策では限界があり、新たな有効な手段が求められていました。そこで注目されているのが、レーザー式の鳥獣害対策装置です。可視・不可視のレーザー光を使い、鳥に危険を感じさせて、被害場所から追い払う革新的な装置です。本記事では、そのメカニズムと主なメリットについて詳しく解説します。

レーザー鳥獣害対策装置とは

まずはレーザー鳥獣害対策装置について理解しましょう。具体的には以下のとおりです。

レーザー鳥獣害対策装置の原理

レーザー鳥獣害対策装置は、可視または不可視のレーザー光を使って鳥を追い払う装置です。鳥の視覚は人間より遥かに鋭敏であり、目に入ったレーザー光を脅威と感じて、危険を回避する本能があります。この性質を利用し、レーザー光を被害現場に照射することで鳥を効果的に追い払えるのです。

可視レーザーと不可視レーザー

レーザー鳥獣害対策装置には、2種類のレーザーが使用されています。ひとつは可視の緑色レーザーで、人間の目にも確認可能です。もうひとつが不可視の近赤外線レーザーで、人間には見えませんが鳥の視覚には映ります。

レーザーの動作パターン

これらのレーザーは、単に一定の方向に照射されるのではなく、さまざまな動作パターンを組み合わせて照射されます。たとえばレーザーを高速で振り回したり放射状に動かしたり、ランダムにスキャンさせたりなどです。鳥が慣れることなく恒常的に脅威を感じさせる働きがあります。

設置場所や時間の自在な設定

レーザー鳥獣害対策装置は、電源と制御装置さえあれば、屋内外を問わずさまざまな場所に設置が可能です。また鳥の習性にあわせて照射タイミングを時間帯別に変更できたり、センサー連動で自動稼働したりと、使い勝手の良い運用が可能です。

レーザー鳥獣害対策装置のメリット

レーザー鳥獣害対策装置のメリットとして、以下の4つがあげられます。

人体や建物への影響が最小限

レーザー鳥獣害対策装置の最大のメリットは、人体や建物への影響がほとんどないことです。使用されるレーザーは、人間の目に入っても決して失明などの危険はありません。また建物の外壁なども傷つけることはありません。従来の駆除対策では塗装や壁面が傷ついたり、防腐剤を散布したりと人体や環境への負荷が心配されていました。

24時間365日の無人稼働が可能

レーザー装置は電源と制御装置さえあれば自動で動作するため、人手を介さずに24時間365日の無人運転が可能です。夜間でも問題なく作動するので、いつ鳥が来ても確実に追い払えます。人件費がかからないので、コストを大幅に抑えられるメリットがあります。

ランニングコストが抑えられる

導入時の初期投資こそかかりますが、ランニングコストはかなり低く抑えられます。人件費がかからないことに加え、消耗品がほとんどありません。また電力消費量も少ないため、光熱費がかさばりません。長期的に見れば、これまでの対策よりもトータルコストを大幅に下げられます。

環境への影響がほとんどない

レーザー鳥獣害対策装置は、化学物質を一切使用しないため、環境への影響がほとんどありません。近年は環境保護の観点から、殺虫剤や防腐剤の散布が制限されがちであるものの、そうした心配は無用です。鳥を物理的に追い払うだけなので、生態系を損なうこともありません。

注意点と正しい使い方

鳩の対策としてレーザーを使用する際の、注意点と正しい使い方は以下のとおりです。

安全な設置と運用が大前提

レーザー鳥獣害対策装置は非常に高度な技術の詰まった製品ですが、安全性が何より大切です。設置場所や角度・運用方法を誤ると、意図せず人の眼に照射されたり、周囲の人や物に被害を及ぼしたりする恐れがあります。そのためメーカー指定の専門業者に設置を依頼し、マニュアルに沿った運用の心がけが必要です。

人が常駐する場所への設置は避ける

レーザーの威力は弱くても、人の目に直接当たれば一時的な視力障害を引き起こす可能性があります。そのためオフィスビルの執務スペースや店舗、工場内の作業場など、人が常駐する場所へはなるべく設置を避けましょう。設置が避けられない場合は、しっかりとフェンスなどで区切り、関係者以外の立ち入りを制限することが求められます。

設置場所の選定とメンテナンスが重要

鳥の習性を踏まえ、レーザーが有効に機能する場所を選ぶ必要があります。たとえばビルの壁面の一部分を照射しても、鳥がそこに留まり続ける可能性が高ければ意味がありません。ターゲットとなる鳥の経路や立ち止まり場所を事前に把握し、そこを徹底的にカバーできる設置場所を選びましょう。またレンズの汚れを定期的に拭き取るなど、適切なメンテナンスも欠かせません。

運用ルールの徹底と安全教育が不可欠

企業や施設でレーザー鳥獣害対策装置を導入する際は、運用ルールを明確に定め、関係者への周知徹底が重要です。たとえば装置への不必要な接近を禁止したり、誤った操作をしないよう制限したりするなどのルール作りが欠かせません。あわせて安全な取り扱い方法を教育し、事故防止につなげる必要があります。

まとめ

レーザー式鳥獣害対策装置は、人体や建物へのリスクが低く、環境にも優しい画期的な製品です。コストパフォーマンスも高く、一度導入すれば24時間365日の無人稼働が可能です。初期投資こそかかりますが、ランニングコストは抑えられるため、長期的に見るとコスト削減につながります。鳥害で頭を悩ませている方は、ぜひこの装置の導入を検討してみましょう。 「株式会社エーライフ」は、鳥害対策を専門で行っております。すでに3,000以上の導入実績があり、確かな効果が証明されています。お客様の声も上々で、高い評価をいただいておりますので、安心してご依頼ください。専門家によるメンテナンスサポートも万全です。これ以上鳩被害に悩まされることはありません。無料の現地調査とお見積りも承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。